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良い状態を維持するために

クローン病の原因の一つに食事が挙げられているため、緩解状態を維持する上では、食事が最も重要な要因となります。一般的には、動物性の油やタンパク質が症状を悪化させると考えられており、そのため牛肉や豚肉は食べ過ぎないようにすることが勧められています。しかし患者さん全員に共通する食事のきまりがあるわけでなく、個人個人によって、食べると症状が悪化する食品や、何も問題のない食品が異なります。常に自分の体調をチェックし、何は食べられるか、何は食べられないかを自分で把握していくことが大切になります。

スライド方式による在宅成分栄養療法(HEEH)

緩解状態を維持するためには、ある程度のカロリーを、成分栄養剤で摂ることが効果的であると言われています(右図:クローン病の緩解維持効果を参照)。人によっては全カロリーを成分栄養剤で摂取している人もいますが、もっとも実践しやすい方法はスライド方式と呼ばれている方法です。
これは自分の状態に合わせて、必要カロリーのうち成分栄養剤で摂取する割合を変化させていくという方法です(下図)。

スライド方式による在宅成分栄養療法(HEEH)

クローン病の緩解維持効果

成分栄養剤と薬物療法の比較
成分栄養剤の接種カロリーによる比較