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クローン病の栄養・食事管理の概要
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在宅経管経腸栄養法の保健について/経腸栄養剤一覧

病勢に添った栄養・食事指導

 【 患者さんの状態 】
 
【緩解移行期】
ED

流動食

【緩解期T】
ED

三分粥食
五分粥食



EDのみで腸管に負担をかけぬように栄養摂取してきましたが、検査の炎症反応などが落ち着いてきたので食事開始となります。
(EDを継続することが前提です。)
著しい腸管狭窄や瘻孔などが有る場合には、食事は禁止となります。
《EDと経口食併用・食事療法の導入》










食事を始めるにあたり、低脂肪、低残渣食の必要性を入院中の献立について説明します。
徐々に通常の食事に近づけていくために、食事の形態・食品の選択や回数及び分量に変化をつけながら段階的に進めていく旨を患者さんに説明します。
食事に沿って使用していく、使用食品パターンを患者さんに示します。こうすることにより、患者さんが食事の内容に不安を抱かぬよう配慮します。
患者さん固有の抗原性食品に関して自己観察を促します。患者さんによっては、比較的安全だと考えられる食品でも変調をきたすこと(下痢、腹痛、発熱、消化器不快感、嘔吐など)もあるので注意が必要です。該当した食品は食事から外し、医師や看護師に報告します。
すでに抗原性食品が十分に把握できている患者さんからは必ずその情報を得て、入院中の食事に反映させます。
食事を進めて行く過程で、調子が悪くなり、さらに炎症が悪化した場合は、速やかに食事を中止しED療法のみで様子をみていきます。
   
 
エリミネーション・ダイエット(elimination diet:選択的食事療法)
摂取可能食品拡大を目標に、英国ケンブリッジ大学附属のアデンブルック病院Hunter教授により考案されたテスト・ダイエット。
食品を一つ、一つ、食後に起こる病状の変化を2週間にわたって細かくスコア化し、4点以上であればその食品は「不耐」であるということで除去し、3点以下の不耐を示さない食品のみをリストアップし、個々患者に適用していくものである。
現在、20年以上のデータ集約により、95%の患者に問題のなかった食品と5%の患者が「不耐」を示した食品がリストアップされており、5%以上の患者に不耐をしめした食品(low‐fiber,fat‐limited exclusion diet:LOFFLEX Dietローフレックスダイエット)のみ実施。
症状日誌の記録方法
 1.表の左側に食品名・料理名を記載
 2.食後の全身状態の変化を0〜4と5段階で記載
 全身状態の表現
  0:大変良い    
  1:軽い症状あり
  2:悪い
  3:大変悪い  
  4:極度に悪い

3.腹部の痛みを4段階で記載
 腹部の痛み
 0:なんでもない
 1:おだやかであった
 2:がまんできる程度
 3:ひどい状態
4.下痢の回数記載 
5.血便の有無記載
記録後の判定
トータルで3点以下が適した食品・料理と判断
北海道IBD食・食事療法研究会ではこの方法をアレンジして、毎年テストの希望者を募り、摂取食品拡大に取り組みながら食事指導を実施しています。摂取可能食品には個人差があることを充分理解しながら実施することが大切です。